こんにちは。メンテナンスセンターの植村です。
エアバギーの快適な押し心地と乗り心地を支えているエアタイヤですが、皆さま空気補充はこまめにされていますでしょうか?
今回は、特にダブルを利用されているユーザーさんに知ってほしい、エアタイヤの空気圧を保持することで得られるメリットとパンクなどのトラブルを防ぐためのノウハウをお伝えしたいと思います。
ベビーカーをお休みさせている時間が長い冬にぜひご一読頂けると幸いです。
まずエアタイヤの構造の説明です。
上の画像をご覧ください。
エアバギーのエアタイヤには地面に接する外側の「タイヤ」部分と空気をいれて膨らむ内側の「チューブ」部分があります。
「タイヤ」と「チューブ」は分離しており、パンクは内側の「チューブ」に穴が空いてしまうことで発生します。
チューブに穴が空く原因はいろいろありますが、今回は空気圧点検をこまめにすることで防げる摩耗パンクについてご説明します。
摩耗パンクはなぜ発生するのか、画像付きで解説します。
左が摩耗によるパンクをしたチューブ
右が新品のチューブです。
画像を比較してみると、摩耗したチューブには張り付いているものがあります。
これはチューブが削れてできたゴムのカスです。
このゴムのカスはどこから発生しているのかというと、チューブの側面が擦れて削れてしまうことで発生します。
チューブの拡大画像で分かると思います。
摩耗チューブと新品チューブの画像比較です。
チューブのこのデコボコした側面部分だけが削れて無くなっています。デコボコ部分の削れが分かりやすかったので比較画像にピックアップしましたが、実はチューブ側面がぐるっと一周に沿って削れています。
なぜ、地面に接する部分ではなく側面が削れてしまうのか。
これはタイヤに重さがかかると地面に接する部分が画像のようにつぶれてしまうからです。
①地面に接している部分は画像のようにつぶれます。
このとき、中のチューブの側面がタイヤの内側と擦れます。
今度は地面に接しなくなるとはタイヤは正常な形に戻ります。
②地面に接しないとき、つまり形が戻るときにも擦れます。
この①②が繰り返し行われることで側面が擦れて削れてしまいます。
長々と解説しましたが、
摩耗パンクはなぜ発生するかはご理解いただけたと思います。
・・・最後に改めてご説明させてください!
摩耗パンクをさせないためには
この擦れ(削れ)を減らす!
↓
擦れ(削れ)を減らすためにはタイヤをつぶれにくくする
↓
タイヤをつぶれにくくするためには空気圧を推奨量に保持する
空気がしっかりと入っていれば摩耗パンクは減らせるのです!!
特にココダブルをお使いのお客様は、お出かけでベビーカーが必須であり、パンク修理などで数日間使えない状況は大変お困りになるかと思います。
ぜひとも1カ月に1度の空気圧点検をおススメします!
使用していない期間も空気は抜けてしまいますから、使用頻度に関係なく必ず1カ月に1度お願いします!
タイヤの空気の入れ方についてはこちらのURLから動画マニュアルをご確認ください。
みなさまのエアバギーライフを全力でサポートしたい!熱い植村がお送りしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。