みなさんこんにちは。メンテナンスセンターの植村です。
ココダブルのユーザーのみなさんは普段、エアタイヤの空気補充をどのくらいの頻度でされていますでしょうか?
1カ月?3か月?中には半年以上入れてないかも、、という方もいるかもしれません。タイヤの空気圧を適正に保つことで軽快な押し心地を発揮できるエアバギー。空気が入っていないとやはり走行性は悪くなります。その違いは実際に押し比べれば一目瞭然なのですがなかなかそういう機会もないと思いますので、今回はタイヤの空気が抜けたココダブルと、適正な空気圧のココダブルの押すときの違いを可視化してみました。
少しマニアックな内容ですが、ぜひ最後までお付き合い頂けると嬉しいです。
ココダブルの左右のシートにそれぞれ10㎏の人形(1歳児の平均体重と同じ重さ)を乗せてテストしてみます。
ひっぱることで重さをはかることができる器具(電子クレーンスケール)で5回ずつベビーカーを押す方向にひっぱり、ココダブルが動くときに必要な重さを計測しました。
まずは4輪とも空気が抜けた状態のココダブルをひっぱってみます。タイヤ指で押すと簡単に凹み、見た目もかなりつぶれています。
ばらつきはあるものの約6㎏~9㎏の押す力が必要となるようです。体感的には、特に押し始めにぐっと力が必要で、進み始めれば前に進みますが段差など乗り越える時に重さを感じてしまいます。
続いてタイヤの空気がしっかりと入った(空気量を規定値に調整した)ココダブルをひっぱってみます。目安はタイヤを親指で強く押したときに走行面がややへこむ程度です。
その結果がこちら!
タイヤに空気が入った状態であれば約3㎏~4㎏の力で押すことができ、重さにも大きなばらつきが無い結果となりました!
空気が入っていないタイヤと比べおよそ半分の力で動かすことができる、この違いは大きいですね。
さらにココダブルは二人のお子さんと荷物を乗せて、比較的長い期間ご利用いただくベビーカーなので、タイヤの中のチューブの摩耗にも大きく影響する部分でもあります。
メーカー推奨の空気補充の頻度は月に1度をお勧めしております。ぜひ快適なエアタイヤの状態を維持しながら、たくさんのお出かけを楽しんで頂けると嬉しいです。
空気補充の動画マニュアルもぜひ参考にしてみてください
▼適正な空気圧数値や感触の目安
・空気圧数値:25~30psi(または、75~2.1kgf/㎠、または175~210kpa)
・感触の目安:タイヤ走行面(頂点)を親指で強く押してややへこむ程度